日々のメモ

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「マッキンゼー式 世界最強の仕事術」

マッキンゼー流の問題解決方法からプレゼンテーション方法まで紹介している本書。

はっとしたのは、マッキンゼー式採用プロセスについての頁でした。

「いつも探していたのは、分析的思考をする人です。問題をその構成要素に分解できる人。問題を構造化する方法を知っているという確証がほしかったんです。

それにビジネス的判断力も求めました。自分の出す解決策の持つ意味を知っている、と感じられることが大事です。」

 

「分析的思考力」は、ある意味わかりやすい能力です。

字頭のいい人、素直に上司のいうことを聞く優等生は大概攻略しているし、

訓練である程度鍛えられます。

 

でも、「ビジネス的判断力」はなかなか身に付くものではありません。

 

「自分の持つ解決策のもつ意味を知っている」

これ、リーダーにはとても重要。

人生の紆余曲折の経験のなかで、ゆっくり培われていくもので、

字頭のよい優等生は必ずしも持っている力ではありません。

 

判断とは、

決定のその先を推論して、

検証して、

覚悟すること。 

とても孤独な作業だと思います。

 

こういうことができる人って、以外と少ないものです。

 

問題は、どうしたらリーダーの素質を面接で見抜けるか、ってとこなんですが。

かなりの難題です。

マッキンゼー式 世界最強の仕事術

マッキンゼー式 世界最強の仕事術